ロボット掃除機の代表格、iRobot社製の「ルンバ」。
けれど、ルンバって種類がたくさんあるし、どのルンバを選べばいいの?という方も多いかと思います。
そこでこの記事では、ルンバのシリーズによる違いを比較してみました。
ルンバのシリーズの種類
ルンバのシリーズには、大きく分けて500、600、700、800、900シリーズの5種類があります。
すでに500系と700系は廃盤になっており、新モデルが発売され続けているのは600、800、900だけになりました。
シリーズの数字が大きくなるほど、高性能で値段も高くなるというルールになっていて、最低モデルと最高モデルとでは販売価格が倍以上違います。
もちろん余裕があれば900シリーズをレンタルするのが良いですが、実際そこまでの性能が必要ではない状況も多いですね。
また、実際のモデル型番は620や871など、より細かいナンバリングになっています。
これはそのシリーズの中でさらに細かい仕様の違いがあり、基本的には数字が大きいほど高機能です。
ここからは現在も新モデルが発売されている600、800、900シリーズについて解説していきます。
ルンバ600シリーズの機能、特徴
600シリーズは、ルンバの中で最も安くレンタルや購入ができるシリーズです。
掃除が終了したら自分で充電器に戻ったり、進入禁止エリアを設定できたりと、ルンバの基本的な機能は揃えています。
しかし、やはり最低ランクのモデルですので、ゴミの満タンサインが無かったり、吸引力が弱かったりと心もとない部分もありますね。
さっと掃除をするくらいであれば十分ですが、完璧な掃除を求めるなら上位のモデルがおすすめです。
また、600シリーズのモデルもさらに「スケジュール機能の有無」によって、2つに分けることができます。
スケジュール機能とは、曜日や時間を設定することで自動で掃除してくれる機能です。
会社に行っている間にルンバが掃除してくれるので、とても便利ですし、ルンバの大きな魅力の1つでもあります。
690、680、654はスケジュール機能付きで、それ以外の600系にが付いていません。
この機能を目的にルンバのレンタルや購入を考える人も多いはずですので、型番の間違いには注意しましょう。
また、690は600シリーズの中で唯一Wifi接続が可能で、専用アプリから操作することが可能です。
この機能はこれまで800シリーズ以上にしかなかったものですので、600シリーズの中では690が別格扱いですね。
ルンバ800シリーズの機能、特徴
800シリーズは、900シリーズが発売されるまでハイエンドモデルとして扱われていました。
そのため、900シリーズほどではないにしても、かなりの高機能を誇っています。
吸引力が600シリーズも強く、ゴミの満タンサインやゴミセンサー、スケジュール機能も標準装備です。
さらに、600シリーズでは690にしか無かったWifi接続機能も、全モデルに搭載されています。
800シリーズもまた、「ライトハウス機能の有無」で2つに分けることが可能です。
ライトハウス機能とは、複数の部屋に移動して掃除をしてくれる機能のこと。
実はライトハウス機能が無くても部屋を移動することはできるのですが、それはシンプルな間取りの家だけです。
部屋が廊下で区切られていないような1LDKや、通路が十分に広い家であれば、ライトハウス機能が無いルンバでも全体を掃除できることが多いです。
しかし、廊下で部屋が区切られているような間取りや、家具でルンバの通り道が狭くなっていると、それが非常に難しくなります。
ライトハウス機能は簡単に言えば、部屋の間取りを記憶させることで、ルンバが1部屋ずつ丁寧に掃除できるようになる機能です。
ライトハウス機能が付いているのは885、880のみで、他のモデルには付いていません、
ご自身の家の間取りや家具配置を考え、ライトハウス機能の有無で検討してみると良いですね。
ルンバ900シリーズの機能、特徴
900シリーズは、ルンバの中で最高クラスのシリーズです。
当然価格も高いですが、その分他のシリーズには無い機能が多数付いています。
まず、吸引力が圧倒的に強く、ゴミをぐんぐん吸い取ることが可能です。
また、本体にカメラが付いており、周囲を視覚的に認識することでより効率的に移動し、掃除してくれます。
ルンバを始めとしたロボット掃除機は、同じところを何度も通ることが多いので、この機能はかなり画期的ですね。
さらに、「デュアルバーチャルウォール」という機能が搭載されており、直線的な進入禁止エリアだけでなく、円状のエリアを設定することも可能です。
これらの機能は無くても十分使えますが、有ればより便利なオプションという感じですね。
この辺りが800シリーズにするか900シリーズにするかの判断材料になってきます。
また、900シリーズも「カーペットやラグの自動認識機能の有無」によって2つに分けることが可能です。
今のところ900シリーズは980と960しか発売されておらず、ラグ自動認識が可能なのが980になっています。
この機能が付いているルンバ980は、カーペットやラグの上に乗ったことを自動で認識し、吸引力を強めてくれます。
980以外の全モデルはカーペットに乗り上げても同じ力で掃除をするため、カーペット上のゴミはあまり取れないという欠点がありました。
900シリーズの2モデルで検討する場合は、部屋にカーペットやラグがあるかどうかで決めると良いですね。
シリーズの比較とおすすめモデル
実際にどんな部屋にどのシリーズが向いているのかを検討してみました。
まず1Rや1K、廊下がなく部屋がつながっている1LDKなど、部屋数が少なくシンプルな間取りには600シリーズがおすすめです。
ライトハウス機能やカメラによる認識機能が付いていませんが、シンプルな間取りであれば600シリーズでも十分に掃除ができます。
吸引力が心配な方は800シリーズを検討するのもアリですね。
600シリーズでおすすめなのは654です。
654は600シリーズの大きなメリットである「格安感」を残しつつ「スケジュール機能」が搭載されています。
690もアプリから操作可能で便利なのですが、そこまでお金を出せる方は800シリーズを検討した方が良いですね。
次に、廊下があるタイプの1LDKや、それ以上の部屋数の場合は800シリーズがおすすめです。
また、600シリーズで吸引力が足りない方にも800シリーズをおすすめします。
800シリーズには600シリーズに無かった「ライトハウス機能」が有り、複雑な間取りでも掃除することが可能です。
逆に言えば、800シリーズのライトハウス機能が付いていないモデルは魅力が半減してしまいますね。
おすすめモデルは885です。
ライトハウス機能が付いていますが、890よりも古い機種のため、レンタル料もかなり安くなっています。
890は吸引力など、他の部分ではパワーアップしていますが、800シリーズの魅力だったライトハウス機能が無くなってしまいました。
890のレンタル料は900シリーズよりも高くなっていますので、おすすめはしませんね。
最後に、より高機能で効率の良い掃除を求める方には900シリーズがおすすめです。
やはり最高クラスのシリーズということで、便利さではトップですね。
ライトハウス機能が付いている800シリーズであれば、家全体を掃除することは可能です。
しかし、周囲の状況を認識して移動するわけではないため、どうしても同じところを通ったり、ぶつかったりすることがあります。
900シリーズはカメラによる認識機能のおかげで、そういった時間のロスが大幅に減り、掃除時間を短縮することが可能です。
これは広い家になればなるほど実感できますので、お部屋が広い方はぜひ900シリーズを検討してみてください。
900シリーズのおすすめ機種は、やはり最高モデルの980です。
960とレンタル料に大きな差は無いのですが、カーペットを自動で認識し、吸引力を強めてくれます。
カーペットの毛に絡まってゴミが取れにくい場合もありますので、この機能はとても助かりますね。
もちろん、カーペットを敷いていない家であれば960をおすすめします。
ルンバ600シリーズのレンタル料金比較
600シリーズ | Rentio | DMMいろいろレンタル |
---|---|---|
620 | 3,480円/7泊8日 | - |
621 | - | 4,540円/1ヶ月 |
622 | - | 6,000円/1ヶ月 |
630 | 3,480円/7泊8日 | 3,840円/1ヶ月 |
641 | 4,980円/7泊8日 | 6,000円/1ヶ月 |
654 | 3,480円/7泊8日 | - |
690 | 5,980円/3泊4日 | - |
ルンバ800シリーズのレンタル料金比較
800シリーズ | Rentio | iRobot公式 |
---|---|---|
870 | 4,980円/7泊8日 | - |
871 | 4,480円/7泊8日 | - |
875 | 4,980円/7泊8日 | - |
876 | 4,980円/7泊8日 | - |
880 | 4,980円/7泊8日 | - |
885 | 5,980円/7泊8日 | 5,000円/15日 |
890 | 6,980円/3泊4日 | - |
ルンバ900シリーズのレンタル料金比較
900シリーズ | Rentio | DMMいろいろレンタル | iRobot公式 |
---|---|---|---|
960 | 6,480円/7泊8日 | - | - |
980 | 6,980円/7泊8日 | 6,640円/7日 | 7,000円/15日 |
Rentio(レンティオ)
ルンバのレンタルで一番おすすめなの、「Renito(レンティオ)」です。
商品の豊富さ・価格・在庫、どこをとってもNo.1のレンタルサイトです。
ベビレンタ
DMMいろいろレンタル
DMMレンタルは、レンタル料金が安いものの、「商品の在庫がない」ということがデメリットです。
すぐに、欲しいといった理由であれば、「Renito(レンティオ)」を利用しましょう。
iRobot公式サイト
ルンバの製造元である、iRobot社でもレンタルすることが出来ます。
公式サイトだけあって、安く見積もられていて「ルンバ980」と「ルンバ885」をレンタルするのであればおすすめです。
他のルンバをレンタルしたい場合は、Rentio(レンティオ)を利用しましょう。